ハロウィンの思ひ出★ | 22歳のお約束

ハロウィンの思ひ出★

先月末、街は浮き足立っていた。


ドラキュラやナースなどのコスチュームに身を纏い、街の衆は年に1度の1大イベントのために張り切っていた。


僕は地元の友達とブラブラ心斎橋を歩いていた。


すると、どこかで見たことのあるような人に出会った。


彼もこの街の掟に従い、もちろんコスプレ。



たこ焼きを待つ河童。


見ないフリをして通り過ぎ、そのまま朝まで遊んでいた。


すると、電話が鳴り、さっきの河童からの着信。


「カフェオレをなぁ…、買ってほしいねん…。」
「あのなぁ、俺も~無理やねん…。」


僕は友達がいるからと断ったのですが、


その河童実は先輩なんです。


2個上の先輩なんです。


1浪1留した先輩なんです。


だから僕は友達に申し訳ない空気を出しながら先輩のとこへ向かうことを承諾してもらった。


着くと、自動販売機の前に河童が1匹。



もはや、哀れとしか言い様がなかった。








河童にカフェオレを!!